Stoke City 1-3 Arsenal
Barclays Premier League, Britannia Stadium
Saturday, February 27, 2010, 17:30
スターティング:
アルムニア
サニャ ソル軍曹 フェル様 クリシー
歌さん
セスク ラムゼイ
えでぃ 斎藤さん
スーパーベントナ男爵
ゴール:
Pugh 8 / ベントナ男爵 32, ファブレガス 90 (PK), フェル様 93
酷い。
グナーには、あまりにも過酷で、
つらい試合となってしまいました。
荒れる事は予想していましたよ。
多少はね。
ブリタニアは凄い良い雰囲気で。
裏を返せばアーセナルは相当やりづらいということなんですけどね。
今年に入ってこのブリタニアで負けなしのストークだけに、
ホームでは負けられない意地もあるでしょうし、
ガナもチェルスキーがこけてくれたことで、
この一戦は絶対に落とせない試合になっていましたから。
しかしあんな事故、
(いや、事故というか事件だよアレ!)
が2度も降り掛かってくるとは、ただ事ではないよ、これ。。。orz
キーボードを押す手が震えて止みませんが、
とりあえずは久々結構低いテンションで
試合を振り返ってみたいと思います。
前半開始早々、またしてもやられました。。。
デラップ砲に。
前半10分手前、
クリシーがデラップ砲対策として挙げていた
「サイドに出さず、コーナーに逃げる」を一切無視で、
歌さん思いっきりサイドラインに蹴りだしちゃった関係で、
いい感じの位置からのデラップ砲を与えてしまいます。
そしてこの第一砲が低い弾道でゴール前に。
そして誰だか忘れたけど、誰か飛び出して来て、
落ちたボールを誰かがシュートではい1点。。。
これが波乱の幕開けでした・・・。
当然第一砲の前にはタオル登場で、twitter上でも怒濤のタオル投入。
それから着実にタオルを重ね、前半終了時には計6回のタオル+タオル未遂一回。
(未遂は、ガナのスローインを自分のスローインと勘違いして半分まで拭きかけたもの)
しかし前半32分、男爵がやってくれました。
誰かから(誰?あのクロス誰?)のクロスを頭であわせて、
全然ジャンプせずに頭であわせて、
自分でも精一杯跳んでるんだろうけど頭であわせた奴が
ふわりゴールに吸い込まれ、技ありゴールで同点!
そこからのポゼッションはほぼアーセナル。
デラップ砲の砲数が一気に減ったのがその証拠。
キャプツバばりの動きで相手を翻弄するエディを中心に
いい展開がくつかありますが、その度にどこからともなく
アリのように群がってくるストークDF陣に潰され、
なかなかチャンスをモノに出来ず。。。
予兆はあったんですよ。
フィジカルな戦い。しかもアウェー。
PKになるはずのプレーさえも見逃す主審に、
なんだかなあ・・・だったのだが、
それですめばそれで良かったんですが・・・。
同点のまま問題の後半突入。
ポゼッションは完全にアーセナル。お膳立ては揃っていました。
後は点を穫るだけ!なんだけど、なかなかうまくいかない。
そらそうですよ。あれだけ低い位置で守られたらなかなか開けられない。
ストレスがたまりにたまっていた瞬間、それは起こりました。
ラムゼイとショークロスの接触。
いつものなんでもないようなタックルに見えたのに。
しばらくしたら、足を押さえながら起きてくるもんだとばかり思っていたのに。
しかし、ピッチ内の異様な雰囲気に、
一瞬にしてタダごとではない事態であることがモニタ越しでもわかりました。
デジャヴ・・・。
あの時とまるで同じ。
あの忌まわしい事件とまるで一緒の光景がそこにはあったのです。
何の躊躇もなく、すぐに担架を要請するキャプテン。
必死で顔を押さえて冷静さを保とうとする選手達。。
そしてリプレイを一切放送しないTV局。。。
全てがあの時と一緒でした。
そう、蘇る2年前のエドゥアルドのあの忌まわしい記憶。
(画像は自粛。見たい人だけ見てください→
画像 画像 動画)
ショックでラムゼイから放れようとする選手が多い中、
男爵だけは気丈にラムゼイについていてあげてましたね。
冗談抜きでスーパーな奴です。俺やっぱ一生ついてくわ。
エディの動向がつかめなかったんですが、どうしてたんでしょうか?
すいません、お分かりの方教えてください。。。
当然チームにも動揺が・・・。
しかしそこで皮肉にもドゥドゥの投入が流れを変えたような気がします。
またチームを鼓舞しながらキャプテンらしく皆を引っ張ったファブは、
確かにガナのキャプテンでしたよ。ほんとたくましくなった!
そして終了間際ファブがPKを、ロスタイムにフェルがシュートを決め
アーセナルが激的逆転勝利!
とにかくシュートを決めた二人の表情が全てを物語っていましたね。
絶対に負けられない戦いがそこにはあったのです。
テレ朝の云う1兆倍くらい
絶対に負けられない戦いが。
幸いなことは一切ないんだけど、
幸いにもドゥドゥの時と一つだけ違っていたのは、
逆境をはね除け、勝利した事でしょう。
まさにチーム一丸でつかんだ勝利。
執念とも云うべき力で。
試合終了後、ファブはセンターサークルに選手全員を呼び込み
円陣を組みました。まさに英国版「わになれなにわ」。
アウェーにもかかわらず。
しかし、アウェーサポがブチ切れようが、何しようがどうってことねえし、
むしろこの行為はラムゼイに対してのもの。
このタイミングで「今こそ輪になろう!」と呼びかけたファブレガスと、
それに呼応したチームメイト全員を賞賛するとともに、
この逆境の中戦い勝ち抜いたアーセナルに、
軽々しくこんな言葉使いたくはないですが、正直感動しました。
試合に勝って「嬉しい、悲しい」は多々あれど、
ナショナリズムのない日本代表以外の試合で、(最近の日本代表は除く)
ここまで胸に染み入る試合って云うの今までなかったと思うし、
やはりこれもアーセナルだからなんだと思う。
俺はアーセナルで良かった!
グナーで良かった!
これからも一生アーセナルですよ!!
これで首位チェルスキーとの差は3ポイントとなりました。
ラムゼイの為にも、
アーセナル一丸でタイトル穫りにいこうじゃないすか!
今のアーセナルならそれが出来る気がするよ!
P.S
ラムゼイ、まだ詳細がはっきりしていませんが、
怪我的にはやはり開放性骨折の可能性が高いようです。(詳細が出たら後ほどご報告)
ポッキリいっているようなので、複雑骨折のようには時間はかからないとのことですが、
最低で半年、リハビリなどを入れたら1年ということも考えられるでしょう。
とにかくラムゼイの一日でも早い復帰と、回復を望んで止みません。
そして、2度もこのような事故というか事件がアーセナルに起きていること自体異常。ショークロスのチャレンジは悪質ではないにしても、やられた側だけが選手生命すら奪われかねないのに、一方ではノホホンとプレーを続けるというのはやはりいかがなものかと。
とにかくジャッジングの明確化と、悪質なファールに対しての十分な罰則規定などもFAにはご検討いただきたい。
(罰金課すとか、怪我をした選手が復帰するまでの全試合出場停止とか、やられた箇所と同じ箇所に思いっきりタックル喰らわすとか。)そしてボンクラジャッジも排除の方向だな。
これ以上の犠牲者が出ぬよう、
ほんとご査収のほどよろしくお願いします。
Fuck!