イギリス来て、初のフットボール観戦。
といっても、残念ながらプレミアリーグではなく、
チャンピオンズリーグの予選。
Arsenal vs. Sparta Prague
相手はチェコのチームで
明らかな格下なわけなんですが、
でもいいんですよ。
俺みたいなUKフットボール初心者には
これで十分♪
ちなみにこのチケットを取る為に
Arsenalのファンメンバーに加入したって。
嫁とともに。
30ポンド per parsonなり。
「Red Member」という一番格下のやつで、
シーズンチケットを持つ人の売れ残りが回ってくるという
いわゆるおこぼれ要員。
もちろん、マンチェ、リバプー、チェルシーなんかとの
人気カードは取れる確率は超低い(ほぼ不可能)ですが、
こんなゆるーいカードは、
余裕で?ゲトーなわけですよ。
さてスタジアム。
座席はなんと、1階ゴール裏の9列目!
↑こんなに近っ!
にもかかわらず、この国、
何故か料金は2階スタンドの方が高かったりします。
おそらく、俺みたいなミーハー日本人のように
「生の選手を間近で観たい!!!」
ていう人よりも、
「プレーやフォーメンション、動きをしっかり観たい!」
っていう人の方が多いんでしょう、きっと。
よく出来たサポーターですね、ほんと。
どこぞの国の、ワーワーいって
石やら缶やら投げてる国民とは訳が違うというか。。。
まあ、確かにこの国もフーリガン発祥の地ですから
そういう輩がいないとは言い切れませんが、
そういう輩を徹底的に排除することに成功している所は
見習うべき所でしょうね。
↓その排除スポットがこちら。
スタジアムへの入り口ゲート。
厳重警備体制。
警備員による荷物チェックの後、一人ずつこのゲートをくぐるます。
その際SUICAのような機械で、自動チケットチェック。
試合前の寒さもどこ吹く風、
チャンピオンズリーグのアンセムが流れないのは残念でしたが
試合は3-0(3-Nill)でArsenalの完勝!
※サッカー英語まめ知識。
こちらでは「3-0」のことを「Three-Nill」と言います。
0点のことを何故かニル。
さあみんな、イギリス人に会う機械が会ったら
知ったかぶって、使ってみればいいじゃん。
多少の中だるみはあったにせよ、
初観戦にしては、結構点も入ったし、まあ良かったというか。
それと一番感動したのが、
試合もさておき、サポーターのアティチュード、
試合を観戦する際の姿勢ですよ。
俺らが想像していたそれとは180度違う
とっても素晴らしいサポーターの皆さん。
っていうのも、
試合観戦時、まず基本立たない。
日本(Jりーぐ)ではゴール裏で立って裸で応援は当たり前!
座ってたりすると、むしろ逆にその席から追い出される!
的な風潮があるけど、こちらはその真逆。
こちらは一人で勝手に立ち上がってたりすると
係員に注意されて、座らせられる。
ただ、絶対立っちゃ行けないってわけではなくて、
普段おとなしーく観ていても、チャンスやピンチになると
自然発生的にみんな立ち上がって応援歌を合唱。
選手を盛り上げる。
自己満足の応援ではなく、
あくまでホームのチームを活気づかせる応援で、
そのタイミングをみんな知ってるんだよね。
そしてゴールを外したり、パスミスには頭は抱えるけど、
誰一人として文句は言わない。ただ、残念!って感じで。
(まあ、中にはいるんだろうけど・・・)
みんな選手をリスペクトしているというか。
↑だから、ゴールが入った瞬間の歓喜たるや
静寂とのギャップで、これまた感動なのですよ。
それと、相手選手のファールには「ブーイング」はするけど
それ以上のヤジや、罵声は浴びせない。
あくまで「ブーイング」での抗議。
「基地外!」「氏ね!」とか絶対言わない。
これがなんか意外な感じで、
みんな観るプロなのだなあを実感。。。
もし放送禁止的な罵声を浴びせたりすると、
どうも観客も即刻退場ぽかったし。
相手サポーターが何人か席から退場させられてたけど
きっと、そういうことだと思う。
やはり最高峰のサッカーをする国は
ファン、サポーター、係員、全て最高峰なのであります。(多分)
ただ、ダービーマッチや上位チームとの対戦だったら
サポーターももっとヒートアップするかもしれないけどね。。。
ま、いずれにせよ俺もそれに恥じぬよう、
最高峰の指笛をマスターするって!
というわけで次回は10月、
ついにプレミアリーグ本戦参戦決定。
外に出てみると、とうに日も暮れ
スタジアムのネオンがお見送り。
興奮さめやらぬまま、スタジアムから歩いて帰宅。
今はそんな距離に住んでるんだけど・・・。
だからサポーターになったわけで・・・。
ついに引っ越しも決まり、
ここHighburyから居を移すことになった猿だけど
俺はArsenalの一員としてまた来るって!
ふと夜空を見上げると
満天の月が輝いていました。